今、看護師の中でもキャリアアップを計る人が増えてきました。そのキャリアアップの一環として認定看護師や専門看護師の資格取得があります。認定看護師は「ある特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を用いて、水準の高い看護実践のできる看護師」のことをいい、専門看護師は「複雑で解決困難な看護問題をもつ個人、家族および集団に対して、水準の高い看護ケアを効率よく提供するための、特定の専門看護分野の知識および技術を深めた」看護師のこと言います（どちらも日本看護協会より抜粋）。認定看護師の資格を取得するには実務研修を5年以上（うち3年以上は認定看護分野の実務経験）して、それから6ヶ月、615時間以上の認定看護師教育課程を修了し、筆記試験を行い合格する必要があります。専門看護師は看護系大学院修士課程を修了して、実務経験を実務研修を5年以上（うち3年以上は専門看護分野の実務経験）して、筆記試験、面接を経て資格を取得できます。どちらもより高度な看護を患者やその家族に対して行うことを目的としているので、当然看護師にも高いレベルの看護能力が求められます。難しいものではありますが、最近では病院側も資格取得に意欲的なので資格取得のための費用を一部補助したり、必要な休みを手配してくれるところもあります。より高度化する医療に対応するためにも、これからは自身のキャリアアップも視野に入れてみてもいいかもしれません。